Copilot EGE:教科書を最初から追うのではなく、苦手だけをたどるルートで試験対策
Copilot EGEは、ロシアの全国統一大学入試であるEGEの数学(発展レベル)に向けて生徒を指導する個別指導スクールの学習プラットフォームです。生徒がすでに理解していることを見極め、足りない部分だけを通るルートを組み、授業の前に誰に助けが必要かを講師に知らせます。私たちは生徒向けアプリ、講師のワークスペース、経営層向けダッシュボードまで、製品全体を設計・開発しました。
課題
試験対策は、必要かどうかに関係なくカリキュラム全体をなぞるのが一般的です。得意な生徒はとうに身についた単元に何週間も使い、苦手な生徒はまだ前提知識のない単元で迷子になります。講師が生徒のつまずきに気づくのは授業中で、そのころには時間の半分が過ぎています。さらにスクールには、どの指導が効いているかを公平に見る方法がありませんでした。基礎の弱い生徒を受け持つ講師は、素点だけで見ると常に不利だったのです。
アプローチ
試験の24単元とその依存関係からなる知識マップを中心にプラットフォームを組み立てました。短い診断で各単元を「理解」「不安定」「未理解」「未確認」に分類し、ルートには足りない単元だけを、前提がそろう順番で並べます。同じデータが3つの画面を支えます。生徒は次の一歩を、講師はシグナルと典型的なミスを、経営層は素点ではなく講師ごとの知識の伸びを見ます。
カリキュラムではなくルートを
新しい生徒は、試験の第1部から出題された25問の診断から始めます。回答をもとに、プラットフォームは知識マップ上の各単元を判定し、約20単元の個人ルートを組みます。含まれるのは苦手な単元だけで、どの単元もその前提となる単元より先には出てきません。
生徒のホーム画面が答える問いはひとつです。次に何をするか。上部には現在の単元と「続ける」ボタンひとつ、ルートの進み具合を示すリングがあります。その下には週の目標、連続学習日数、復習の数が並び、明日も戻ってくる小さな理由になっています。
読み解ける知識マップ
知識マップは、分数や割合から微分や空間図形まで、24単元すべてとそのつながりを表示します。各単元は、生徒が何を理解しているかと、プラットフォームがそれをどう知ったかの2つを同時に示します。
- 確認済み:その単元の問題を生徒が解いた。
- 推定:関連する単元からプラットフォームが推定した。
- 未確認:単元に入るときに短いチェックが待っている。
推定と確認済みを分けることには意味があります。推測が結果として扱われることはなく、推定された単元はいつでもテストで確かめられます。

どの単元も4つのステップで
単元は、理論、解説つきの例題、演習、テストの順に進みます。問題は実際の試験と同じ形式で、数式や図もきれいに組まれています。解答は自動で採点され、ヒントや段階的な解説は生徒が求めたときにだけ開きます。スマートフォンでは、数学用に作ったキーボードで解答を入力します。分数、マイナス、小数点がワンタップで、システムのキーボードの奥に隠れてはいません。
理解済みの単元は、2問だけの短い復習として戻ってきます。自信をもって答えられるほど戻ってくる間隔が空くため、復習の時間は記憶が薄れはじめたところに使われます。

テーマから外れないAIアシスタント
各単元の中で、生徒はAIアシスタントに、なぜ答えが合わないのか、あるステップがどういう意味かを質問できます。アシスタントはプラットフォーム自身の理論と例題をもとに答え、参照した教材を示します。そのため説明は講師の教え方と食い違いません。
自分の役割でないこともわかっています。試験の数学と関係のない質問には問題に戻るよう丁寧に促し、ルールを無視させようとする依頼は断ります。生徒の質問はすべて講師にも見えるため、どこで理解が止まったのかが正確にわかります。
講師は授業の前に問題を把握
講師の生徒一覧は、成績簿ではなくシグナルの集まりです。期限切れの宿題、3回続けてテストに通らなかった単元、何日も学習していない生徒などが表示されます。フィルターで、助けが必要な生徒と、まだ診断を受けていない生徒を分けられます。
生徒のプロフィールは授業の準備を助けます。授業で扱うべき内容、ミスの多い単元、そしてそれぞれの典型的な原因が並びます。原因は既知のミスのデータベースと照合され、たとえば放物線の頂点のy座標ではなくx座標を使ってしまうミスなどを見つけます。講師はそこから授業計画を作り、苦手な単元の宿題を出し、保護者向けのレポートを印刷できます。

経営層のための公平な視点
会社全体の概況では、講師を知識の伸びで比較します。診断のあとに生徒が何単元を理解したか、苦手のうちどれだけを埋めたかです。基礎の弱い生徒を受け持つ講師が、生徒のスタート地点のせいで不利になることはありません。同じ画面に、週ごとの推移、スクール全体で難しい単元、印刷用レポート、CSVエクスポートがそろっています。
その裏では、コンテンツ管理が2,000問を超える問題バンクを扱っています。各問題には下書きから公開までのステータスがあり、生徒からの誤り報告も集まるため、不具合のある問題は黙って飛ばされずに修正されます。
スマートフォンで
生徒はすき間時間に学ぶため、アプリはスマートフォンを前提に作りました。ナビゲーションは画面下の4つのタブになり、ルートのカードはボタンひとつのまま、演習、復習、模擬試験も小さな画面で完結します。インターフェースはロシア語と英語に対応し、ライトとダークのテーマを選べます。

こうした製品への取り組み方
Copilot EGEには、私たちのプロダクトデザイン、Web・モバイル開発、AI・自動化が生きています。ご自身のプラットフォームを計画中なら、SaaSのMVPにかかる費用のガイドで予算の使い道を解説しています。学ぶ人のための製品をつくっていますか。ぜひお聞かせください。
納品内容
- 25問の診断と、苦手だけを通る個人ルート
- 確認済み、推定、未確認を分けて示す24単元の知識マップ
- 4ステップの単元学習、間隔をあけた復習、模擬試験、スマートフォンの数学キーボード
- プラットフォームの教材をもとに答え、テーマから外れないAIアシスタント
- 講師向けのシグナル、授業準備、保護者レポートと、講師ごとの伸びを示す経営層向けダッシュボード
よくある質問
ロシアの全国統一大学入試であるEGEの数学(発展レベル)に向けた学習プラットフォームです。生徒の理解度を診断し、苦手を通る個人ルートを組み、講師とスクールの経営層にそれぞれのダッシュボードを提供します。
25問の診断で、試験の24単元を「理解」「不安定」「未理解」「未確認」に分類します。ルートには足りない単元だけが、前提がそろう順番で入ります。
単元の中で、プラットフォームの理論と例題をもとにステップを説明し、質問に答え、出典を示します。試験の数学と関係のない質問には答えず、頼まれても自分のルールは変えません。
期限切れの宿題、繰り返し不合格のテスト、長い中断など、生徒ごとのシグナルを確認できます。プロフィールには典型的なミス、授業計画、苦手単元の宿題、印刷できる保護者向けレポートがまとまっています。
ありません。生徒は担当講師からの招待で参加し、講師と経営層のアカウントはスクールが発行します。
サイトの詳細


「以前は、講師が毎回の授業の最初の20分を、生徒が何を忘れたかを探るのに使っていました。今はプロフィールを開けば、もうわかっています。Sakuraは、このプラットフォームが生徒、講師、そして私の3人のために同時に機能しなければならないことを理解してくれました。おかげで、私たち一人ひとりが本当に必要な画面を手に入れました。」