本当に必要なものから考える
開発会社を比べる前に、何を買うのかを書き出しましょう。機能の一覧ではなく、得たい結果です。投資家に見せるための動くMVP、限界に達したプロダクトの作り直し、自社チームが拡張できるデザインシステム。これらはまったく別のプロジェクトです。
ここが明確になるほど、こちらの質問とは別の問いに答えている開発会社に気づきやすくなります。
スクリーンショットではなく、公開中のプロダクトを見る
きれいなデザインモックの並んだポートフォリオは、デザインができることを示すだけです。リリースまで届けられるかはわかりません。実際に開けるプロダクトと、どんな課題があり、リリース後に何が変わったのかを説明した事例を見せてもらいましょう。
見せられない実績が多い場合は、理由を尋ねましょう。一部の案件にNDAがあるのは普通です。すべてにNDAがあるなら、それはひとつのサインです。
実際に誰が作業するのかを確かめる
営業の打ち合わせに出てくる人が、プロジェクトを担当するとは限りません。誰がデザインし、誰が開発し、日々の窓口は誰なのか、はっきり尋ねましょう。契約前に会わせてもらうよう頼みましょう。
よくある入れ替わりに注意してください。提案はシニアチームが行い、納品はジュニアチームが行うというものです。必ずしも悪いことではありませんが、3週目に知るのではなく、最初から知っておくべきです。
デザイン、開発、リリースのつながりを尋ねる
遅れの多くは隙間で生まれます。デザイナーのファイルと開発者のコードの間、あるいはリリース日とその後SEOを担当するはずの人の間です。
同じチームがデザインと開発をするのか。デザインの実装コストが高いとわかったらどうするのか。公開後は誰がプロダクトを見るのか。尋ねてみましょう。
具体的な答えが返ってくれば、その会社はこうした問題を経験済みで、対処法を持っています。曖昧な答えなら、対処することになるのはご自身です。
価格だけでなく、提案書を比べる
金額が同じ2つの見積もりでも、まったく別のプロジェクトを指していることがあります。含まれるもの、明確に含まれないもの、修正の回数、範囲が変わったときの扱いを、一行ずつ比べましょう。
含まれないものについて曖昧な提案書は、安いのではありません。費用を後回しにしているだけで、そのときには交渉の余地が小さくなっています。
営業プロセスを予告編として見る
支払い前の振る舞いは、支払い後の振る舞いを知る最良の手がかりです。返信は早いか。ユーザーやビジネスについて尋ねてくるか、それとも機能のことだけか。ご相談内容に筋の通らない点があれば、指摘してくれるか。
最初の打ち合わせで何にでも同意する会社は、たいていその後も同意し続けます。期限が遅れ始めるまでは。
手を引くべき危険なサイン
プロジェクトについて何も聞かれないうちに、固定価格が提示される
書面の範囲がなく、総額と納期だけがある
作業開始前に全額の支払いを求められる
最終納品まで作業中のものを見せてもらえない
割引の期限が迫っているからと、早期の契約を迫られる
5つの質問によるチェックリスト
実際に納品したプロダクトを、少なくともいくつか開いて確認できるか
誰がデザインし、開発し、管理するのかわかっているか
提案書に含まれないものが記載され、範囲変更の扱いが説明されているか
支払いが一括前払いではなく、マイルストーンに結びついているか
最後だけでなく、定期的に動くビルドを確認できるか
5つすべてに「はい」と答えられるなら、比べているのは真剣な選択肢です。あとは相性とコミュニケーションで決まります。
著者について
Vladimir Kurilo
Sakura Agency共同創業者。プロダクトとビジネスを統括。
